札幌市の中学校の学校だより、コラム欄へ、連載2回目です。
全4回の連載予定です。
先月掲載された、連載2回目全文。
〈ちょこっとコラム⑤〉子育てコーチング
(連載2)お子さんのよいところをいくつ言えますか?
「傾聴」に続く基本技術は「承認」です。
夕食時、お子さんに「このごろ部活どうだい?」と、何気なく話しかける。
その返答に「いいねえ」と 反応しながら(承認)、
笑顔で(通称:エンジェルフェイス→傾聴)会話場面をご想像ください。
相手は、続けて話しますね。※1
承認のひとつに「ほめる」があります。
お子さんの①良い部分&②ほめられて嬉しい言葉を、チェックしておくと、チャンスにすぐ使えるわけです。※2
「きっとやりぬくと思っていたよ、お前は我慢強いものねえ」などと直接伝えることはもちろん、意識するだけでも会話に、視線にコーチング効果が出ます。
さあ、①や②を書き出してみましょう!
実は最も重要な承認は「存在承認」です。
根底に「あなたが、そこにいてくれるだけで嬉しい」があり、実践例は「挨拶」です。
おはよう、いってらっしゃい、その言葉に心が宿ります。さらに「おかえりー」に、もう一言追加してみませんか?「今日はあなたの好きな焼肉にしたよ」等々。
挨拶のある関係→挨拶に気持ちが入っている関係→挨拶に一言追加し気持ちがより伝わる関係。想像しただけでも、コミュニケーション向上が目に浮かび、ワクワクしませんか。
傾聴、承認で機能し始めたコーチング、次回、さらなる効果「質問」 です!
※1 “いいねえ”以外にプラス感覚でうけとる言葉は、“なるほど”、“それから?”、“やるねえ”等、挿絵も参照…はひふへほ。
※2 ①の良い部分を考えるときに、「今一歩のところを違う角度から見て長所と考える手法:リフレーミング」があります。 例…臆病→慎重
寄稿 コーチング普及舎U-Eden 代表 上田昌史
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